世にも奇妙な物語
この前ちょっと不思議な体験をしたのでお話したいと思います
この前の土曜日はいつもの様に中学時代の同級生と飲みに行きました。
これも良くあることなのですが、途中からの出来事をあまり覚えておらず、
どの様にして帰ったのかもはっきりとは思い出せません。
おそらく帰ったのはいつもと同じ2時か3時頃だったと思います。
翌日は8時頃に思ったよりスッキリと目覚めることが出来ました。
ちょっとしてから用事の為に出かけようとしたところ・・・
昨日履いていたクツがありません。
私は酔っ払うとたまに忘れ物をするので、乗せて来て貰った
車の中でクツを脱ぎ裸足で玄関まで歩いたのかと思いました。
しかし誰の車に乗せて来て貰ったのか覚えていません。
あまり気にせずに出かけることにしました。
しかし玄関のカギを閉めようとしたところ・・・
玄関のカギがありません。
夜中に開けて家に入ったのだからカギは家の中にあるはずです。
しかし家の中も外も探しましたがカギは見付かりませんでした。
少し気になったのは家の外にある郵便受けがへこんでいたことです。
酔っ払ってぶつかったのだろうとこれも特に気に留めませんでした。
用事は短時間だったのでカギは諦め施錠せずに出かけました。
結局カギは夜になっても見付けることが出来ませんでした。
昨日は仕事でしたので、丸一日カギを開けっ放しでした。
これはさすがに不用心です。
仕事から帰ってからもう一度探すことにしました。
ベッドの下を確認しようと窓を開けました、するとそこには・・・・
昨日忘れて来たはずのクツが何故かベランダにありました。
私は一瞬考え、そして謎が解けました。
事件の真相はこうです。
①私は、ちゃんとクツを履いて帰って来た
②家に入ろうとしたところ、カギが見付からなかった
③外は寒いので、ベランダから家に入ることにした
④郵便受けの上に乗り、そこからベランダによじ登った
⑤ベランダにクツを脱ぎ、家の中に入った
⑥翌日になり、すっかりそのことは忘れていた
全ての点と点が繋がり、スッキリとしていい気持ちになりました。
えっ、カギはどうしたかですって?
予想どおり行き付けの飲み屋さんに落としていました。
ちゃんと昨日の夜に取りに行って来ましたよ。